うちの壁の目地って他のお家と見た目違うパッキンみたいなのがはいっているのよね。
これだいじょうぶなのかしら。
そもそもなんでパッキンなの?
そう思っている方へ
私が調べた知識を少々投稿させて頂きます。
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パッキンの目地について
これは乾式目地といって、見た目通りパッキン状の目地をいいます。
「ガスケット」「定型パッキン」「定型目地」などと言われることもあります。
サイディング外壁の間に埋め込んだときのゴムの反発力によって、サイディングと目地の密着性が高まり、防水効果を発揮します。
乾式目地は、積水ハウスやパナホーム、トヨタホームなどのお家でみられることが多いです。 |
乾式目地とシーリング(コーキング)の比較
1.耐用年数
乾式目地はシーリング目地よりも耐用年数が長いです。
シーリングの耐用年数は10~15年程ですが、乾式目地は20~30年もつといわれています。
そのためメンテナンス回数も少なく済みます。
2.見た目がすっきりしている
乾式目地は、既に製造されたパッキン状の目地を埋め込みます。
そのため、はみ出すことなくスッキリとしたスッキリとした見た目になります。
また、シーリングの場合は施工者の技量によって仕上がりに差ができますが、乾式目地は誰でも綺麗に仕上げることが出来ます。
3.劣化が顕著にみられる
シーリングの劣化は表面が割れたり、壁面とのすき間ができたりしますが、多少の劣化だと注視しなければ見つかりません。
乾式目地は、紫外線によって表面が収縮し浮いてくることがあります。
浮きがあると強い雨で飛ばされてしまうことがありますし、隙間ができて外壁に水が侵入してしまうこともあります。
そのため、新しい乾式目地への交換を行うか、撤去してシーリングを打ち込みましょう。
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1.交換
乾式目地の寿命が来てしまったら、交換を行います。
一般的には、現存する乾式目地を撤去し、新しいものをはめ込んでいきます。
しかし家の種類によっては、サイディングを一度外さないと交換できない大規模工事が必要なケースもあります。
その場合は、シーリングに打ち替えるのも一つの方法です。
価格比較 |
乾式目地交換 1000~2000円/m |
シーリングへ交換 900~1200/m |
2.塗装
乾式目地が劣化していない状態の場合築7~10年で、外壁と一緒に塗装を行います。
塗装をすることで紫外線を防いで劣化を遅らせることが出来ます。
外壁塗装費用
例)2階建て30坪の場合 90~140万円
ただし、シーリング交換の費用(10~15万円)が浮くので、
相場よりもお得にメンテナンスすることが出来ます。
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乾式目地を塗装する場合の注意点
乾式目地を塗装する場合は、ブリード現象に注意しましょう。
ブリード現象とは、塗装後に変色やベタツキが発生する現象のことです。
目地に含まれる可塑剤(かそざい)という油分が塗料や汚れと反応することでこのような症状が起こります。
そのため、塗装前に乾式目地部分だけ専用の下塗りを塗るなどの工夫が必要になります。
乾式目地の種類や状態によっては下塗り不要な場合もあります。 |
まとめ
乾式目地を使ってるお家は近年増えてきています。
耐用年数が長く、交換作業の手間がシーリングに比べ少ないことが理由です。
家自体が、屋根、外壁ともにメンテナンスの少なく済む構造に変わってきているため、このような新しいものが増え続けています。
しかしまだまだ一般的なお家が多いですから、自分の家が築何年で、どのような状態なのかしっかりと把握をしていくことが必要です。
現場調査や見積り作成を無料で行っている業者は多数ありますので、ぜひ一度活用して確認してみてください。 |
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